【難聴:真珠腫闘病記-12話】オペ当日!健やかな目覚め
〜12話〜「オペ当日!健やかな目覚め」
目が覚めた
昨日は0時過ぎに目を閉じすんなり眠れたようだ。
ブラインドの隙間からはスキッとした青空が見えている、快晴だ。
枕元のスマホで時間を確認する
6時17分
自分の誕生日が6月17日、なんとなく幸先の良い1日ではないかと感じる。
とりあえずボーッとスマホでニュースなどチェックするが相変わらずコロナ関連ニュースばかりが目立つ。
イタリアの死者数は止まるどころか過去最高を記録。
ニューヨーク株価もついに2万ドル割れ・・・
暗い・・・
ネガティブなニュースが多い中、埼玉の保育園では、雑木林で卒園式を行ったというニュースがある。
コロナ対策の環境下で、知恵を絞ったであろう明るいニュースだ。
そしてインドでは、コロナ対策で牛の尿を飲むパーティーが開催されたとか・・・
うぇぇぇ…
効果はさておき、現状を悲観的にとらえるばかりでなく前向きに受け止めるその心意気!
しかと受け止めた。
本日13時半よりオペが執行される。
若干の不安感はあるものの前向きに!
とりあえず11時までは、水とお茶は飲んでいいみたい。
牛の尿パーティの動画を見た直後だが、爽健美茶を飲みほし朝の準備を行う!
〜過去のお話はこちら〜
【難聴:真珠腫 闘病記-11話】オペ前夜、眠れない夜…
〜11話〜「オペ前夜、眠れない夜…」
まったくもって眠れない
目が冴えている。
ビビっているのか・・・
いや、きっと21時くらいにウトウトと何度か寝落ちしかけながらモンストしてたせいで、この時間になって目が冴えてしまった。。。
23時過ぎ、部屋は消灯しているが眠れないので、スマホでTwitterを眺めていたら、夜勤の看護師が巡回にきてビビった・・・
ガラガラとドアが開く音がしたので、とっさにスマホを伏せて寝たふり。
個室なのだが、ドア側から見た時、ベッドの頭側半分はカーテンで隠れているので、すぐには見えずきっとバレなかっただろう
はぁはぁ・・・
なぜか見つかったら怒られるんじゃないかと思ってしまった・・・
41歳後厄
親に隠れて起きている子供のような気分だ
もうすぐオペ当日になってしまう。
そろそろ寝るとしよう
しかし、本日は3本も投稿してしまった。
そうそう無い貴重な経験。
タイムリーな心境、状況としてブログに記録していこうと思う。
〜過去のお話はこちら〜
【難聴:真珠腫闘病記-10話】入院食で一人パーリナイト!
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。
真珠腫という病のお話(01話へ)
〜10話〜「入院食で一人パーリナイト!」
静まり返る病室内
微かに聞こえてくるのは外を走る車の音・・・
静かだ。
真珠腫が発覚してから約3ヶ月・・・難聴を抱えながら行う通常の仕事、そして連日のコロナ騒動。
オペに対する漠然とした不安はあるものの・・・
いつぶりだろうか、心の中は平穏だ。
個室にして本当によかった。
今は仕事のことも、コロナのことも、しばし忘れて明日のオペに備えよう。
この置かれている環境を前向きに捉えて、身も心もしっかりリフレッシュしたいと思う!
そして先程、本日の夕食が支給された!
この色合い、なんて健康的なのだろうか!
全てが薄味のおかげか、カレー風味の煮付けのカレー風味の豚肉とたまねぎがやたらと美味しく感じる!!
このお茶が入ったコップ、メモリが付いててカワウィィイ!
約一週間の入院中、1日3食、これを食べれるならきっと退院する頃には体までスッキリとデトックスできていることだろう。一週間後が楽しみだ。
だがしかし、ふりかけくらいは持ち込みたい。
消灯は何時だろうか。
22時、食べ物禁止の時間を迎えたので眠るとしよう
【難聴:真珠腫闘病記-09話】鼓室形成術!オペ前日
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。
真珠腫という病のお話(01話へ)
〜09話〜「鼓室形成術!オペ前日」
ある晴れた昼下がり、病院へ続く道・・・
頭に流れるドナドナ。
市場へと売られていく子牛のような気分だ。
本日、3月18日の12時半に入院した。
先程、麻酔科医、主治医から明日のオペに関しての詳しい説明を受けた。
明日のオペ内容はこうだ。
まずは全身麻酔。
そして耳の裏側を切開する。
耳を少し前にひっぺがすと内耳の中が見えるらしい。
頭蓋骨に穴開けなくていいみたいだ!
これには少し安心した。
まず内耳の中を確認し、肥大した「真珠腫」を除去。その後、溶かされた「耳小骨」を取り除き耳などの軟骨を使い鼓室を再建するという。
しかし、状態によっては「真珠腫」の除去だけで終わることもあるらしい。肥大により内耳の状態が悪いなどで除去に時間がかかることもあるのだとか。
できれば1回で終えたいところだ。
主治医いわく、CTを見た感じでは、脳を守っている骨も少し溶かしかかっているようなので、放置してたら髄膜炎から生命の危機もありえたらしい。
本当に検査して見つかってよかったというところだ。
いよいよ明日
13時半〜
約4時間くらいのオペとなるが、全力で頑張る!(医師たちが)
とりあえずいまから何して時間を潰そうか・・・
暇すぎるのでこのパラマウントベッドで昼寝でもするか
【難聴:真珠腫闘病記-08話】マジでオペする2日前
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。真珠腫という病のお話(01話へ)
〜08話〜「マジでオペする2日前」
えもいわれぬ不安・・・
なんとなくよく聞く言葉でありながら、人生でほぼ使うことのないワードのランキングに入ってそうな言葉。
いまなら言える。
えもいわれぬ不安に襲われている・・・
いよいよ木曜、3月19日にオペがある。
ここ数日間、不安からかナーバスになっている自分がいる。
ナーバスなんて言葉も、我が人生において使うことがなかったが・・・
簡単に言うと
シンプルにビビっている!
詳しいオペの内容については、明日に教えてもらえるらしいが、いまオペに対しての知識がないがために、余計にへんな不安がある。
全身麻酔ってどんな感じよ。
記憶のない時にぶっさされる尿管っていたくないのか?
頭蓋骨に穴開けるってホムンクルスかよ。
明日のお昼からいよいよ入院。
仕事は約1週間有給使って休暇となっている。
とりあえずまずは右耳から鼓室再建手術を執り行う(医者が)!
明日とあさってはブログが更新できるかは謎だが、明日入院、そしてオペ後のリアルな感覚をしっかり記録しここで報告していきたいと思う。
入院前日・・・
あいかわらず耳鳴りはひどい
低音のファンが回るような耳鳴り、セミが鳴き続けている高音の耳鳴り。
さぁこれがどのような風になるのか。
改善するのか、はたまた改善しないのか!?
こうご期待!
【難聴:真珠腫闘病記-07話】波乱の幕開け手術前検診
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。真珠腫という病のお話(01話へ)
〜07話〜「波乱の幕開け!手術前検診」
3月9日、休日明けの月曜日
有給を取り手術前検診のため朝から病院へ
平日の午前、本日は快晴なり
職場へ急ぐドライバーを後目に、優雅に車を走らせる・・・はずだった。
空は3月とは思えない暖かい日差しが立ちこめるスッキリとした晴れ模様。
・・・しかし、私のお腹はくだり気味。
昨晩、景気づけにと食べた丸源ラーメン「熟成醤油とんこつラーメン(赤)」のダメージが確実に残っていた。
下痢だ・・・
病院に着くなり、足早に受付を済ませトイレへとかけ込む。幸い時間帯も早かったので、すんなりトイレへ入れたのがせめてもの救いだ。
今日は大事な手術前検診だと言うのに・・・
幸先悪いな・・・
トイレから帰還し、待合場所へ向かうと、そこには老若男女、10名程度の術前検査を控える同士達が待合場所で待機していた。
この人たちも入院が決まり、術前検査なのだろう。
皆静かに、若干緊張気味に看護師に呼ばれる順番を待っていた。
「真珠腫」と診断され、はや1ヶ月・・・
ようやくオペの日程が決定し、それに向けた術前検査が行われる。
これまで本当に自分はオペをするのか?と実感が湧いていなかったのだが、ようやく少しずつ現実的に感じられるようになってきた。
私の前の人が呼ばれた。
60代くらいの男性。
次はいよいよ自分だ。身が引き締まる。
初老といった感じの男性は看護師からの質問、術前検査についての説明に「はい」、「はい」と順調に問答。
しかし、とある看護師の質問に対し自信のなさそうな回答をする。
「おタバコは辞められましたか?」
「は、はい、い、一週間前に・・・」
「は!?」
「い、一週間前で良いって聞い・たん・で・・」
「誰が一週間前って言ったんですか!!」
フロアに響き渡る看護師の声
待合室に緊張が走った
厳しい看護師の口調は手術に向けての禁煙の重要性を物語っていた。
以前入院説明を受けた時に禁煙について最低でも2週間前には辞める、そして「麻酔のしおり(第5話参照)」にも禁煙についてはしっかり書いてあるのだ。
ガッツリと怒られる60代男性。
病院では年齢など関係ない。
これまでの人生キャリアなども通用しない。
患者は無力、先生・看護師の言うことは絶対なのだ!
「しっかり辞めといてよかった・・・」
私は入院説明を聞いてから、すぐ禁煙に入っていたので、私の順番、同様の質問に対しては堂々と胸をはって答えた。
「おタバコは、」
「すぐに辞めました!!」
食い気味、小学生の良い子ちゃん張りにハキハキと答えた。
ピリついていた看護師さん、前の男性とはうってかわって優しく本日の術前検査について説明を行ってくれた。
肝をひやしたぜ・・・
内心つぶやきながら術前検査をスタートした。
健康診断と同じ、決められた場所、決められたミッションをこなしていく。
肺活量、血液検査、心電図、聴力などなど
手術して問題ないか一通りの検査を行った。
そして、最後に医師による問診。
いよいよオペを担当してもらうお医者様と面談した。
若い先生だ。
3.18の入院の日に手術についての詳しい説明をしてくれるらしい。
本日の検査結果を見て、特に問題のある所はなさそうということだ。
ついに3.19
まずは右耳から
鼓室再建手術が本日確定となった。
【難聴:真珠腫闘病記-06話】マクドでブチ切れた話
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。真珠腫という病のお話(01話へ)
〜06話〜「マクドでブチ切れた話」
本日15時、奈良は「慈眼寺(じげんじ)」に厄祓いに。古都奈良において、厄除け発祥のお寺である。
今年は「後厄」。
昨年、多忙を言い訳に「本厄」に厄祓いをせず、見事に手術が必要な「新種腫」が発覚、このタイミングで厄祓いに行くことに。
あまり信仰深くない私が厄祓いにいく理由。
これから起こるであろう出来事に対し、
「厄祓いに行かなかったからこうなった。」
というマイナスな考えを、
「厄祓いに行ったから、この程度で済んだ。」
というプラスの考えにするため。
備えや心構えによって、今後の出来事の受け止め方を180度変えることができる。
本日の厄祓いは、神頼みで耳に患った病気をなんとかしてもらおうという理由ではなく、ポジティブシンキングに持っていくための行動と言える。
ポジティブでいる事は、日常を健やかに過ごすことにも繋がる。
何か失敗をしても、そこから学ぶことがあればそれは失敗ではない。落ち込む必要など一切ないのだ。自分の今後に活かせればもはやそれは成功。
「失敗は成功のもと」コトワザというのは本当に的確だ。
何事も受け止め方次第で自分の糧にできる、「生きている中で、無駄な時間、無駄になる出来事」など何一つないと言えるのではないか。
そして、ポジティブでいることは、喜怒哀楽の「怒」の感情の抑制にもつながるのだ。人としての器は間違いなく大きくなる。
私が「怒」の感情を表現してしまった直近の出来事はないかと思い返すと、十数年前まで遡る必要がある・・・
時を戻そう。
20代前半、今の妻がまだ彼女だった頃。
彼女の実家は我が家から300kmもあり、遊びに行くというよりは、ほぼ旅行。
毎回、自動車で行くのだがその日はちょうどお昼。
高速道路入口手前に、マクドナルドがあったのでドライブスルーをきめこんだ。
マイク越し「ダブルチーズバーガーのポテトのセット、ホットコーヒーブラックで、あとチキンナゲット5個入り、マスタードソースで」、「いつもの」と言わんばかりのスムーズな発注だ。
道中長いので少し急いでいる、しかし時間は12時に差し掛かった所、ドライブスルーも店内も物凄く混んでおり、なかなか前に進まず、ドライブスルーの列を整理する警備員もてんてこ舞い。
少しづつ前に進み、ようやく手前のお会計窓口に到着。注文分のお金をお支払い。
「前に進んで商品受け取り下さい」
と、更に前へ。
ついに商品受け取り窓口に到着。
「お待たせして申し訳ございませんでした」
「あぁ、いいよいいよ」
もちろん待たされたくらいで、「怒」の感情が芽生える私ではない。
爽やかに商品の入った紙袋を受け取り、車を走らせ高速道路へ入っていった。
・・・ちょっとした違和感があった。
受け取った際、商品が入った紙袋を手に持った感覚が「いつもの」と違う。
走行中である為、彼女に中を確認してもらう。
そこに入っていたのは、ハンバーガーセット・・・もうお分かりだろう。
「ダブルチーズバーガーセット」が
「ハンバーガーセット」
この2つの違いはなんだ!?
ポテトにコーヒー、全てのサイドメニューが一回り(Mサイズ→Sサイズ)グレードダウンしているのだ!
ちょ、ちょっと待って・・・
サイズもそうだが、こっちは既にダブルチーズバーガーの口になっている!!
長い間、眠っていた自分の中の「怒」の感情が目を覚ます!
ふるえるぞハート!燃え尽きるヒート!!(頭の中によぎるジョジョの名言)
ナゲットの入れ忘れ程度なら、恐らく目をつむっていた。忙しい時間帯だ、恐らく現場も混乱し入れ忘れてしまったのだろうと「怒」の感情は揺さぶられることなく眠っていた自信がある。
何故か、「ダブルチーズバーガーセット」が、「ハンバーガーセット」にグレードダウンしていることに無性に腹が立ったのだ!
すぐさま彼女にレシートを取り出してもらい、そこから電話番号を確認、「小さい人・・・」と思われるリスクもかえりみずお店に電話。
幸い、電話口の女の子に怒鳴りつけるほど理性は失っていなかったので、とりあえず上のもの、店長を出してと伝えクレームをつけた。
元々温厚な人種であるため、当時で20数年生きてきた中において、クレームをつけるなど初めての経験。
「忙しいのは分かるけど、料金貰っておいて、違うものを渡すって一番やっちゃ駄目なミスでしょ?」と伝える
呆れた発言が返っていた「今から持ってきてもらったら、正しいご注文のものと交換いたします」と店長。
「は?こっちはもう高速道路乗ってるわ!!」
少し口調が強くなってしまった・・・
「どうしてくれるん?」
恐らく初めて人に言ったであろうマンガのようなそのセリフを店長にぶつけた。
数日後・・・
自宅に1,000円分のマックカードが届いたのは、今となっては良い思い出である。
我が人生において一番キレた出来事がマクドナルドのドライブスルーであること。
その後の人生で自分を語る上での重要な話題となった。
少し取り乱し、脱線してしまったが改めて言いたい。
マイナスはプラスにできる。
そして人生無駄な出来事なんてひとつもないのだと。
【難聴:真珠腫闘病記-05話】麻酔のしおり
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。真珠腫という病のお話(01話へ)
〜05話〜「麻酔のしおり」
入院手続きをした時の、各種書類の中に入っていた小冊子。このチープなイラストの表紙からも伝わる、いかにも公的な冊子だ。
「しおり」なんて名のつくものは、小中高生の頃の遠足で手にした、あの小冊子以来。
「おやつは300円まで」、「バナナはおやつになるんですか?」
昭和を生きた我々にとっては、もはや合言葉とも言えるワードである。今の小学生も遠足のおやつ事情は同じなのだろうか。
「遠足のしおり」には、「バスの座席表」などもあり、好きな女の子の近くだったらいいな、なんてワクワクドキドキした記憶が懐かしい。
「麻酔のしおり」
この冊子も、別のドキドキを与えてくれた。
・麻酔の危険性
麻酔が原因での死亡率は、0.03%
かなり低い。
しかし、手術前の体調、全身状態が悪いと、3倍くらいにグンと上がること。
タバコは麻酔の効きが悪くなるのでやめるべきであること。
術前、身体の状態を良くしておくのは本当に重要みたいだ。
食事、睡眠、しっかりとって最高のコンディションを作っていきたいと思う。
タバコも3週間ほど前にやめたし、晩ご飯は納豆をメインにする。バッチリ健康に気遣っていきたい。
しかし、この連日のコロナ騒ぎ。
先週から我が職場も時差出勤でのんびり出社をしているのだが、ついに安倍首相から全国の小中高生の休校の要請があったとか。
かなり深刻な状態になってきているのだろうか。
手術前に感染とかなったらたまったもんじゃないのだが、マスクの保有在庫もあと1箱程度。
病院も感染が広がったら入院どころじゃないだろう。
そして先日予約した、入院予定の個室も重篤患者に優先されるらしい・・・。
相部屋とか勘弁してほしい・・・。
とりあえず一言言いたい。
この騒動に便乗する、マスクなどの転売ヤーは、とにかくコロナウイルスと共に滅んでくれ!
※「しおり」とは。
漢字で書く「栞(しおり)」も意味が同じらしい。昔の人が、森の中を歩く時、迷わぬよう道しるべとして枝を折って先に進んだから「枝(し)折」=しおり。
意味の知らない日本語もまだまだいっぱいだ。
【難聴:真珠腫闘病記-04話】限度額認定書と保険制度
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。真珠腫という病のお話(01話へ)
〜04話〜「限度額認定書と保険制度」
先日、一通の書類が郵送されてきた。
会社を介して入っている健康保険組合からの書類なのだが、手術など医療費が◯十万と高額になりそうなときに、収入に合わせ一部費用負担で済むというなんともありがたい認定書。
これがなかったら、高額な手術を費用を払うことになるのだとか・・・
いま、サラリーマンの自分にとって、健康保険の保険金を払っている意識はほとんどなく、生まれた時から当たり前のように持っている保険証、よくよく考えると日本の健康保険制度は非常に素晴らしい制度だと言うことに気がついた。
日本の健康保険制度というのは、破綻しかけの年金制度などとは違い、世界最高峰の制度だと思う。実際に世界からも高い評価を受けているそうだ。
少し調べてみると、この制度は私が生まれる少し前、1961年に日本全国で始まった国民健康保険事業らしく、それまで国民の約1/3が無保険状態だったらしいが、その事業により国民皆が入る保険となったらしい。
今回、このような手術を受けるにあたりやはり全員入っておかなければいけない制度なんだなと自覚した。
いつ誰が大きな病気になるかなんてわからない。
そして、いまアメリカでは、保険に加入してない人の割合が多くインフルエンザの流行で膨大な死者が出ているとの報道もある。
日本人が3割程度の医療費負担で受けられる当たり前の医療を受けられない人が多数いるの模様・・・実はコロナなんて話もあるのだが真相は不明だ。
一度、健康なみなさんも自分が入っている健康保険制度について内容の理解など、少しだけ意識してみるのも良いのではないだろうか。
そして・・・
本日ついにオペの日程が決まったと、病院から連絡があった。
3.19(木)
これといって特別な日でもないが、とりあえず前日から入院することになる。
そこにむけ仕事、その他諸々身辺整理をおこなっていきたいと思う。
そして、オペに向けもろもろ書類を熟読し、スムーズにオペが完了するよう準備万端にしていきたい。
入院中、術後早々に音を聞くのは流石に怖い・・・
Youtubeなども見れないであろう病室、絶対に暇するだろうから面白そうな本をメルカリで探そうと思う。
入院は約一週間。何して時間を潰そうか・・・
とりあえず自己負担で個室にすることは決定したので優雅な入院ライフを過ごしたいと思う。
【難聴:真珠腫闘病記-03話】再診、優雅な平日の午前
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。真珠腫という病のお話(01話へ)
〜03話〜「再診、優雅な平日の午前」
明るい日差しが差し込むガラガラの静かな店内
今日は星乃コーヒーでフレンチトーストのモーニングセットと洒落込む
普段は朝食を食べない自分にとって、仕事を休んだ平日の朝にしか経験のできない贅沢で優雅な時間だ
軽く空腹を満たし、香ばしくも味わい深い星乃ブレンドを飲み、おとずれる心の平穏
その中に潜む・・・
緊張!
今日はいよいよ、1週間前の初診で撮影したCTを確認し、今後の私の運命が決定する再診日だ
私の予約された診察時間は11時〜11時29分だったが、少し早めの10時に病院に到着
受付を済ませ総合病院、耳鼻科のコーナーにて待つ
果たしてCTの結果やいかに・・・
緊張しながら待つこと2時間・・・
予定より1時間遅れの12時過ぎにようやく名前を呼ばれた
大きい病院だけあって人が多く、本当によく時間が長引くものだというのが2回目の再診での教訓だ
普段、朝からコーヒーなど飲まないものだから、待っている間、緊張も相まってか5回もトイレにいくことになり周囲のおじいちゃん達に勝る頻尿度合いだったことも明かしておきたい
名前が呼ばれた1番診察室に入る・・・
私の担当医は無言でPCの画面に貼り付いている
マウスのカーソルをカリカリカリカリ
「うーーーん」
どうやらCTの画像を見られている様子
何度も、何度もマウスを前後にCT画像をスライドさせ画像を見て
「よく・・ないですね・・・」
開口一口目
「はい?」
と訪ねる
「長年の蓄積でしょう、骨がほぼありません」
どうやら音を伝える耳小骨と呼ばれる骨は全て溶けて消失している状態だった
よくもないし、骨もないのか・・・
「顔面神経にも覆いかぶさってるほど、ほとんどの骨を溶かし、おそらく肥大化もしてますね」
どうやらかなり進行してた模様
「耳の裏側はほとんどが空洞になってるんですが、おそらくそこはほぼ埋め尽くされてるかと・・・あとは手術で開けてみないとわかりませんが」
・低音と高音の激しい耳鳴り
・時折おとずれる耳裏を圧迫する感覚
・突然くる軽い頭痛
・難聴
これまで感じたもろもろの違和感
全ての結果がここで判明した
「では、手術の予約やってしまいますね・・・」
経過観察など、その他選択肢もなく即手術が決定した瞬間である
大病を患ったことのない私にとっては、唯一20年ほど前、嘔吐・下痢による急性胃腸炎で2日ほどの入院経験があるくらい
人生41年目、オペによる本格的な入院が決まった
だいたいオペは3月頃
日程が調整付き次第病院側から連絡がくるとのこと
担当医による診察後、入院課をおとずれ
諸々の説明を受ける
「部屋はやっぱ個室がいいなぁ・・・」などと半分上の空で聞き、病院を後にしたのは14時・・・
診察中、手術までに気をつけることを担当医に確認するも
「特にありません」
タバコは麻酔が効きにくくなるので2週間前からはやめてください
お酒は関係ありません
「あと、鼻をすするのは辞めてくださいね」
もはや合言葉
皆さん
鼻はすすらず、かならず「かみ」ましょう
帰りの車内、TVはコロナウイルスの話題で持ちきりだ
どうやら奈良のバスの運転手が発病したらしい・・・
目先の病気の予防も大切ということで、帰りにドラッグストアに立ち寄りマスクを二箱購入した
お一人様2箱まで!張り紙の貼られたマスク棚は在庫薄で購入制限もかかっていた
もはやパンデミック目前!
そのような状況下、私はこれからマイナーな病気による人生初全身麻酔オペに向かっていくことになるのだが、この「真珠腫」という病気・・・
このはてなブログから世に知らしめ、メジャーに格上げすることで病気の撲滅への貢献活動を行っていくとここに宣言する!
【難聴:真珠腫闘病記-02話】セミの一生、夏の終わりを夢見て
※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。真珠腫という病のお話(01話へ)
〜02話〜「セミの一生、夏の終わりを夢見て」
儚くも力強いその鳴き声は夏を感じる風物詩。
夏の期間、耳に焼き付くその鳴き声はうるさいと感じるどころか心地よくもある。
季節は冬
暖冬とは言われながらも、やはり冬の寒さは感じるのだが、私の頭の中は夏真っ只中・・・
耳鳴りがひどい!!!
2019年夏、セミの鳴き声が心地よかったはずが秋になっても鳴り止まない。
耳に焼きついてる?と当初は気にしていなかったがどうやら耳鳴りが悪化していただけと確信したのが先週の話。
皆さん耳鳴りすることはあるだろうか?
突然「キーーーン!」という耳鳴り、そしてしばらく経って消えていく
この耳鳴りが一般的かとおもう。
いまよくよく考えると、普通ではない耳鳴りを5、6年ほど前から感じていた。
夜寝る際の静かな室内。(我が家はマンションの7階)
どこかのエアコンの室外機がついてるのか?
「ブーーーン」とファンが回る低音のような音が気になっていた。いまから考えると今回の病気の予兆だったのだろう。
今となっては、「ブーーーン」という低音
そして昨年の夏から鳴きやまない「ミーーーン」というセミの高音
まさに低音と高音の耳鳴りデュエット!
明日はいよいよCTの結果がわかる。
果たしてどのような状態なのか。
そしてオペはいつなのか!
夏の終わりを夢見て、今日は眠りにつく!
耳鳴り放置したら死にかける話【難聴:真珠腫闘病記-01話】
私は子供のころ鼻水を「かまず」全力で「すすって」いた。
今、その癖はなくなったものの、昭和の時代は現代のように身近にティッシュもなく「鼻をかむ」という習慣が備わっていなかったように思う。よく服の袖で鼻水をふいてカピカピになっていたのを記憶している。
当時はもちろん、この鼻水をすする癖がのちに大きな病につながることなど、知る由もなかった。。
鼻をすする癖により、耳の鼓膜は常に内側に圧力がかかった状態となり、音をこもらせた状態にしていることが通常の感覚となっていた。
普通の人は、標高などの高低差により、耳がキーンとなったときに耳抜きすると思うのだが、常に耳抜きをしていない状態にしているといえばわかりやすいかと思う。
時は経ち41歳厄年真っただ中。
昨年の夏ごろから、やたら耳鳴り(夏場の森林にいるような状態でセミが鳴きまくっているような耳鳴り)が気になり、今年の年始に耳鼻科で診察してもらったところ少し気になる部分があるという事で、大きな病院の紹介状を書いてもらう事になった。
そして後日、紹介してもらった病院にて精密検査を受けた結果。。ここ数年、耳鳴りや、人の声が聞こえにくいといった耳の不調の原因が全て判明。
その名は「真珠腫性中耳炎」
見た目が真珠のような腫瘍だから、真珠腫というのだとか。。
腫瘍といってもガン化するといった心配はないらしいが、鼓膜からの音を伝える骨(耳小骨)を溶かしながら肥大していくという厄介な奴らしい。
放置しておくと、味覚や顔面神経、最悪の場合、髄膜炎で生命の危機に陥る可能性もなきにしもあらず。
対処法は、オペによる腫瘍の除去と、鼓室の再建のみ。
色々と情報を調べると、全身麻酔で耳裏切開し内耳を開いて、腫瘍を取り除き鼓室を再建するらしい。
詳しくはCTを取ったので、また来週、画像を見ながら状態を把握し、今後の具体的な話をしていくのだがどうなることやら・・・
人生初の大手術。
不調の原因が判明したので良かったとポジティブを装いつつも、オペの恐怖に震えながら次回の診察を待つ!
豚野郎!と言われ美味しく食べられるラーメン
こんばんわ
本日は出張です。
明日幕張メッセで開かれる展示会に参加するため千葉へきております。
サラリーマンの出張といえば、晩ご飯の一人ラーメンですねっ!
いつものように関東に来たのでどのラーメンにするか、家系?それとも…と検索しながら海浜幕張駅に向かって歩いていると、何やら見覚えのある看板・・
野郎ラーメンができてるっ!!
以前、よくわざわざアキバまで食べに行っていた野郎がこんなところに!ということで行ってきました!
注文はもちろんコレ
『豚野郎ラーメン!!』
ど、どーん!!
すごいインパクトです。
数年前、関東に出張した時の二郎ラーメンを食べた時の衝撃、そこからいわゆる二郎インスパイア系というものを食べあさり出会ったこの野郎。
このシュールなおじさんのアイコンも好きなんです。
そして、店員の女の子が
「豚野郎でーすっ」と運んできてくれるなんとも言えない空気感も◎
まさかこんな所で出会えるとは。
野郎ラーメン、ぜひ一度「豚野郎」と言われながらご賞味ください。
今日も美味しくいただきました。
明日の展示会がんばります。
写真にアクセントを。光に光芒をつける
先日、京都の 平等院 へ行ってきました。
紅葉にライトアップという写真映えする題材です。
数年前、昼間の明るい時間帯に行ったことはあったのですが、その時は鳳凰堂が改修されていたため、不完全燃焼のまま帰った記憶があります。
今回は紅葉を満喫して、写真を撮ってInstagramのネタにしたいなということ満喫してまいりました。
ところで皆さんは 光芒(こうぼう)って言葉をご存知でしょうか?
あまり普段は使い慣れない言葉だと思います。
よく夜景などの写真で、街灯とかの明かりに光の筋が出ているものがあると思います。
あの筋が光芒と呼ばれるもなんですね。
実はこの光芒ですが、簡単な設定で出すことができるんです。
過去のブログでF値について触れていますが、このF値を大きくして光を撮影するとF値の値を上げるほど光の筋がくっきりと見えるんですね。F値をいじるので安定のAモードでの撮影がおすすめ。
試しに鳳凰堂を撮り比べた画像を貼っておきます。
※三脚禁止だったのでかなり高感度で撮りました。。。
F2.8(ライトアップの光はぼんやりとしています)
F8.0 (光からきらびやかな筋がでています)
いかがでしょうか?
上の写真でも十分きれいだなと思うのですが、光がきりっと光芒を出していることで全体の印象が変わると思います。
今回は夜の風景なのでF値8.0でも光芒が出ています。
もう少し明るい時間帯、夕日などはF値をもう少し大きく設定することで同じように光芒を出すことができます。
日中などでもF値の設定を上げていくことで出すことができるので、写真のアクセントとして光を使いたい場合いろいろと試してみるといいでしょう。
物に映り込んで反射している太陽光などに光芒をつけたりすることで、きらびやかに輝いているといったアクセントなどにしてみてもおもしろいと思います。
木漏れ日なんかもおすすめです。光芒を知ることで逆光も味方にできるんですね。
とりあえずF値を上げていけば、このように光芒が簡単に出せる!
ということでした。
まだ少し早いせいか紅葉はこれからって感じでしたが非常にきれいなライトアップでした。
写真はイマイチですが、水面の映り込みが非常にきれいでした。
鐘は鳴らせませんでした。
いたるところに設置されておりよい雰囲気を醸し出しています。
手前のもみじの影を映したかったのです。
平等院界隈にコインパーキングが結構あったのですが、一番遠くの駐車場と、入ってすぐの駐車場では金額がかなり違ったので、すぐ止めず奥まで行ってみて値段をしっかり確認しましょう。
どこから歩いてもさほど距離が変わらないのに、金額が結構違いましたので笑。
ぜひご参考に。
帰りはお土産売り場の香ばしい匂いにつられそこそこ良い値段の宇治茶(玉露)を買って帰りました。
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SwitchのジョイコンをDIYで修理してみた
任天堂SwitchのJoy-Conですがよく潰れませんか?
非常によくできたいいコントローラーなんですが、グリグリ動かせる方向キーのスティック部分の耐久性が弱いのか頻繁に勝手に動いたりするようになります。半年に1度はおかしくなるようなイメージです。
左コントローラーであればキャラクターが勝手に動いたり、右コントローラーであれば視界が勝手に動いたり・・・もちろん設定のコントローラーの補正など実施してもダメです。
修理に出すには、お金(高い)も時間もかかるし何よりこんな頻繁に駄目になるなら毎回修理に出してられない!ということで私は自分で修理しております。
本日はDIY修理ということで、修理方法を簡単に紹介していきます。無茶苦茶細かい作業が苦手!って方以外チャレンジしてみる価値ありです。
まずは材料揃えてください。
大切なのは Y字ドライバーです。
よくスティックと交換セットみたいなのが付属しているのがありますが、粗悪なドライバーが多くネジ穴潰れたりしますので使わないようにしましょう。(口コミ要チェック)自分は初め痛い目に合いました。オススメは下にリンク貼っておきます。
必要な製品はこちら
・Y字ドライバー(国産がおすすめ)
・マイナスドライバー(精密ドライバーセット)100均とかにあったと思います。
・新しいスティック(楽天、Amazonなどで購入。左右どちらも同じです)
・ピンセット(小さいネジをつまんだりします)100均とかでいいでしょう。
スティックは毎回楽天さんで2個セットのものを注文しています。リンク下に貼りますが1個あたり500円くらいが最安かと思います。もはや消耗品と割り切って、一番安いものを探しましょう。たまにへんに高いのがあるので騙されないように。
ではスタート
まずはボディ裏の4個のネジを【 Y字ドライバー】で外します。メカメカしい・・・だが焦らないで。
バッテリーをよけます
両面テープで固定されてるので、ヘラみたいなものでテコの原理でペリッととり、コードなど注意して下の方によけます。
次は【マイナスドライバー】でバッテリーカバーの3つのネジをとり、カバーをひょいっとよけます。
スティック部が見えてきましたね!
スティックから出ている平たいコードが刺さっている部分を外すのですが、上部の黒い部分をピンセットを使いを90度に起こします。クイッと。
コードをピンセットで引き抜きます。もうこれは捨てるスティックなので思い切って!
あとは【マイナスドライバー】でスティックを固定している2個のネジをはずし、真っ直ぐ引き抜いてください。
とれたー!!
とれたらここから作業逆回転。
また同じようにスティックをセットし、コードを差し込みましょう。これから使うものなので丁寧に。
差し込むといっても、グイッと刺さるかといったら刺さりません。ピンセットをうまく使い真っ直ぐ当てて、ぽこっとたるんでいるコードをぐっと凹ませるような感じで優しく押してみましょう。
これで刺さってるのかな?という手応えのない状態(笑)で反応してくれるので、90度に起こした黒い部分を元どおり倒します。
あとは、パーツを整えながら外してきたネジ達をしめていくだけです。LR パーツも取れがちですが簡単な構造なので焦らずセットしてください。
初めは緊張しますが、実に簡単です!
修理に出せば数千円、そして何より発送して修理期間の待ち時間がかかります・・・
自分でできるなら、即修理。慣れたら5分程度で完成です。達成感、そして横で見ている子供たちから得られる尊敬の眼差し。
分解したら任天堂サポート受けられなくなる?みたいですが、是非チャレンジの価値ありだと感じています。すでに8回くらいは交換しました。ぜひ自己責任でやってみてください。
また先日、Rボタンが効かなくなったと言われたので、パーツをAmazonで購入してみたので、次はそちらの修理方法もアップしていきます。
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